Publication

Health Science Research 39, 23-32 (2026)
Burnout and Dissatisfaction with Workload Disparities Among Operating Room Nurses

Author

永江誠治,嘉村克己,谷川恵子,岳こなみ,蓮池光人,白川美佳,小林亜希子

Category

Original Research

Abstract

【目的】手術室看護師のバーンアウトと看護師間の業務上の負担感の差に対する不満との関連を明らかにする.【方法】A病院手術室の看護師69名に無記名自記式質問紙調査を実施した.バーンアウトは日本語版 Burnout Assessment Tool(BAT-J)を用いて測定し,業務上の負担感の差に対する不満は独自に作成した 8 項目で評価した.有効回答50名について,記述統計,Mann-Whitney のU検定,Kruskal-Wallis 検定,およびSpearman の順位相関係数を用いて分析した.【結果】手術室看護師のBAT-J得点の平均(SD)は,BAT-JCが2.8(0.7)でBAT-JSが2.7(0.8)であった.「難易度の高い手術をよく担当する看護師の業務量が多いことに不満を感じる」は,BAT-JCの疲弊感(ρ=.287, p=.043)およびBAT-JS(ρ=.297, p=.036)と弱い正の相関,「上司などに意見を言える看護師の業務量が少ないことに不満を感じる」は,BAT-JCの精神的距離と弱い正の相関(ρ=.283, p=.046),「よく残業をする看護師とそうでない看護師がいることに不満を感じる」は,BAT-JCの疲弊感(ρ=.314, p=.026)および情緒コントロールの不調(ρ=.423, p=.002)と中程度の正の相関がみられた.【結論】手術室看護師のバーンアウトは「難易度の高い手術の担当頻度」「上司に意見を言えるかどうか」「残業の偏り」に対する不満が関連していた.手術室看護師に対する業務負担の均等化やインセンティブの付与,適切な人員配置など対策が求められる.
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